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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第19章 ♡Story43♡ 招待状


_太輔へ


 今まで沢山の心配と迷惑をかけてごめんなさい。
でも今私はとても幸せです。

綺麗な服を毎日着れて、
美味しい食事も毎日食べれて、
学校やお仕事にも行かなくていい、

雅さんもお屋敷の人達みんな私に優しくしてくれます。
お勉強の方は専属家庭教師の人に教えてもらっていて
太輔よりわかりやすく教えてくれます。

 太輔は、私のことはもう嫌いでしょ?

まがままで、
往生際が悪くて、
そして自分勝手だって...

でも今はうるさい私がいなくて清々してるでしょ?

私と付き合ったことで、太輔の日常を奪ってごめんね?
本当は凄く迷惑だったよね...
私と付き合ったせいでいろんなトラブルにも巻き込まれちゃったし、

 だから太輔はいい人見つけて幸せになってね。
私は雅さんに幸せにしてもらいます。


今までありがとう、そしてごめんなさい。



さようなら。






百合より_






「っ......」



手紙にはそう記されていた......。



これは本当に百合が書いたものだろうか?



でもこの字は明らかに百合の字だ......。







太輔は手紙を持ったまま静かに涙を流した......。








「っあのバカ野郎......」
(俺がお前のこと、
















嫌いになるわけねぇだろ......











確かに大変なこともあった、





でもその分幸せな時間が百合と付き合う前より増えた......






百合と過ごす時間は、俺にとってかけがえのないものになっていた。)






「っこれが本当なら......あの言葉は全部嘘だったのか?
百合......」





『これからも、私を好きでいてよね?』



『私、太輔のことしか愛せないもん(笑)
だからずっと私の傍に......居てくれる?』








ずっと一緒にいるって......























約束したじゃんかよ......



















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