第12章 血を止めるには、血を見慣れないといけない
山「ちょっと瑠維さん!?何で僕のベルトって・・・ええ!?」
近「この子が山崎の言っていた瑠維ちゃんか・・・・・って、何で血まみれ!?」
あれ、私そんなに存在感なかったの?
ジミーより目立たなかったら、もう主人公じゃないじゃん!
[あ、瑠維。さっきは庇ってくれてありがとう・・・
って、その傷どうしたの!?]
『うわ~・・・あんた庇って斬られたのよ・・・
だいたい、さっきのは見てたでしょ~・・・』
なにこの女。絶対私より性格悪いでしょ!
性格よじれすぎて、一回転してるって!!
[・・・瑠維?元気なくない?]
当たり前でしょうが・・・
死にかけなんだよ・・・この野郎・・・
あ、野郎じゃなくて、春菜は女だから、このアマだね・・・・
何か体がふわふわするや・・・
あれ?川が見えるよ?
あ~・・・松陽先生だ~・・・今そっちに行きますからね~
・・・・・
だぁぁぁぁぁぁ!?
松陽先生、死んだよね!?
じゃあ、この川・・・三途の川!?
いかん!!戻らなければ!!
こんな若くして死んでたまるか!!