第12章 血を止めるには、血を見慣れないといけない
土方目線
俺と総悟の二人は絶句して、言葉が出なかった。
それもそのはず、この大人数を瑠維が一人で殺ったとしたら・・・
俺ら、よく昨日無事に帰ってこれたよな・・・
沖「俺ぁ、もう瑠維を質問攻めになんて、ぜってえしやせん・・・」
土「ああ・・・次やったら殺されるな・・・」
沖「初めて土方さんと意見が合ったような気がしやす・・」
土「俺もそう思う」
とにかく、二人は無事のようだし、一件落着だな・・・
ん?
何か瑠維の様子変じゃね?
何か心ここにあらずって感じ・・・
すると、瑠維の体から、白いボヤーっとしたものが出てきた。
え?
あれ、魂??魂なの??
え?
まさか、心じゃなくて・・・魂ここにあらずって・・・・
土「おいぃ!?瑠維!?
戻ってこい!!そっちに行くんじゃねえ!!」
気が付けば俺は瑠維の肩を掴み、激しく揺さぶっていた。
沖「土方さ~ん!!瑠維の肩からものすっごい量の血が出てますぜィ!?」
そういわれ、見てみると、止血のために巻かれてあるベルトが緩んでおり、血が大量に流れ出ていた。
土「総悟ぉ!!救急車呼べぇ!!!」