第10章 正当防衛って言ったらなんでもありじゃね?
え?
真選組だよね?こっちに来てるの?
え、やばくない?やばいよね?
いや、大丈夫だろ。正当防衛、正当防衛。
え?やりすぎ?
てか、まずは刀を捨てて・・・
よし!!これで証拠隠滅!!
[きゃああ!!]
自分の世界で、自分と会話していた私は、春菜に近づいてきていた男に気づくのが少し遅れた。
刀を春菜めがけて振り下ろす。
ザシュッ
『うっ・・・』
危機一髪、春菜に怪我は無い。
が、春菜を庇う為に飛び出した時に、右肩に深く刃が食い込んだ。
一瞬怯んだが、すぐに回し蹴りをお見舞いし、広い道の方に飛ばせた。
男は、壁に背中をぶつけ、意識を失った。