第10章 正当防衛って言ったらなんでもありじゃね?
『ちょっと・・・・やりすぎかな?』
ちなみに、路地裏に連れ込まれてました~♡
あまり、血を出させすぎないように考えながら戦っていたけど、人数が多かった分、路地裏は地獄絵図みたいになってしまっている。
一人も殺さずに斬るのは難しかったけど、いい経験になりました。
あれ?作文?
そんなことを考えていると、
[瑠維?]
と、春菜に、呼ばれた。
『ああ、ごめん』
そういって下ろしてあげた。
春菜はゆっくりと目を開いた。
[な・・・にこれ?]
驚くのも無理もない。
声を掛けようとすると、カクンっと腰が抜けたようにしゃがみ込んでしまった。
『・・・ごめん、大丈夫?』
すると、泣きそうな顔で見上げられた。
[瑠維は、大丈夫なの?]
うん、慣れてるから平気だよ★
なんては言えないしな~・・・
口を開こうとすると、パトカーのサイレンが聞こえてきた。