• テキストサイズ

苦しみの中の幸せ〔銀魂 土方おち やや逆ハー〕

第9章 女の子は恐ろしい


支えた女の人は、そのまま私のことをボーッと見つめていた。
それにしても、可愛い人だなあ、と無意識に思っていた。
大きくて丸い栗色の瞳、柔らかそうにカットされた茶色の髪。顔立ちは少し、沖田君に似ていた。

『そんなにたくさん、一人で持てないと思うよ?』

そういって、微笑むと、その人の持っている、二つある袋の内、一つを持った。

[あ!!大丈夫です!一人で持てますから・・・]
『さっきコケかけてたのは誰かなぁ?』
[う・・・]
『あはは、親切には甘えたほうが得だよ~』

意地悪そうな笑みを見せると、その人も、意地悪そうな笑みを見せた。

[そうね!!じゃあ、お言葉に甘えちゃうわ!!]
『うわ~・・・何かいきなりキャラ変わったよ~・・・』
[私は、元々こういう性格なの]
『ああ、腹黒いわけね』
[そういうこと!!]

そう言うと、二人で顔を見合わせて笑った。
何か、見た目とは随分正反対の人だな・・・
/ 158ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp