第6章 人の名前を覚えられなくなったら、もうすぐオッサン
『おっじゃましま~す』
そう言って私は、中に入っていく。
もちろん、靴は脱いでだ。
中には真撰組の制服を着た、青年が二人と、ジミー並みの地味メガネがいた。
銀時は回転する椅子に、投げ飛ばした時に座ったのだろう。そこで目をパチパチさせていた。
『銀さ~ん?
私、もう老眼かな?銀さんが私の事忘れてるようにぃ
・・・み・え・た・ん・だ・け・ど・なあ?』
拳をボキボキと鳴らしながら近付いていく。
銀時は冷や汗を流しながら、
銀「あ、ほらね、覚えてるけどさぁ、ねぇ、ほら、
あ!!思い出した!!思い出したよ!!君、この前いったキャバクラの・・・」
『デタラメいってんじゃねぇ!!坂田ぁぁぁぁぁぁ!!!』
私はそのまま走り出し、銀時にドロップキックを喰らわせた。
そして、地面に銀時の体がつく前に、自分の体を反転させ、そのままサマーソルトをお見舞いしてやった。