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【ディアラバ】トリップしたら男でヴァンパイアになってました。

第4章 学校生活始まります!


「あ、ありがとうございました!」

「ううん。気にしないで。ユイさんこそ、何もされませんでしたか?」

ライト君とカナト君には先に行っててもらいました。
ユイちゃんに、本当のことを話そうと思ったから。
私が、他の世界から来たこと。
そして元は人間だったこと。
性別は女性だったことを。
まだ話せてなかったからね~。

「落ち着いて、驚かないでほしいんですけど……。」

「は、はい!何でしょう?」

「僕は、他の世界から来たんです。」

「…え?」

うん。だよね!そうだよね!それが普通だよ!うん!
それでも、私としては聞いてほしい。
その…心細いから。
何も知らない人が近くにいると、焦ってしまうと言いますか。
かばってくれる人がほしいのです…。

「僕はこことは違う世界から来たんです。それに、元々は人間でした。性別は女性だったんです。ですが、ここにきて性別も種族も変わってしまったんです。」

「あの…それ…。」

「…すいません。急にこんなこと言われても困りますよね。今のは忘れてください。」

やっぱり、話すの駄目だったか~。
ユイちゃんならって期待したけど、無理だよね。
わかってはいたけど。

「今まで…隠してたんですか?そのこと…。」

「え、あ、はい…。」

「そんな…。辛くなかったですか?いつかばれてしまうかもとか…寂しくなかったんですか!?」

ユイちゃんが怒っています。
そんな怒るようなことだったかしらね?w

「君は自分のこと、何も話してくれないから…。わ、私嬉しかったです!君が自分のことを話してくれて!た、確かに最初は驚きましたけど……でも、話してくれないよりはましです。これからは私に何でも話してくださいね!約束ですよ?」

「…うん。約束…です。」

ユイちゃんは、私のことを分かってくれたみたい。
というか、私の為に怒ってくれたことが何よりも嬉しかった。
決めた。私絶対にユイちゃんは守る。
この命に代えてでも____。
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