第6章 お出かけとお留守番
「おい、食ったか?そろそろ行くぞ」
店が開くには充分時間を潰せただろうか
晋助が立ち上がり手を差し出す
手をとり立ち上がらせてもらってそのまま手を繋いで歩き出す
「晋助…手…」
「なんだ?嫌か?」
嫌じゃないという気持ちをこめて首を横に降る
じゃあ、いいだろと言って前を歩き出す
町に着き晋助は色々な所へ連れて行ってくれた
出店の水風船や甘味屋は銀ちゃんのお土産にと金平糖を買った
空き地へ行ったり、着物屋をみたり活気のある町はみるだけでもとても楽しかった
色んな所を見て回り簪屋さんで足が止まる
「どうした?みてぇのか?入るか?」
晋助が声をかける
「え!でも、そんなにお金持ってないし…」
そういうと晋助は戸を開けて
「別にみるだけでもいいだろ。入るぞ」
手を繋いだまま中へ入る