第2章 寺子屋
「え!?やだ!!もしかして聞いてたの??」
私は焦って答える
銀ちゃんは明らかに挙動不信になりながら
「いや!!聞いてたとゆーか聞こえてたとゆーか断じて盗み聞きとかそーゆーんじゃないから!武士としてそーゆー無粋なことしないからぁぁ!!」
と早口で明らかに怪しかった
ため息ひとつ吐いて
「ヅラちゃんがとか銀ちゃんがとかじゃなくて皆同じように好きだよ」
「それに…私にはまだ好きとかよく分かんない。皆にドキドキするのは好きって事なのかな?」
うーんっと唸っていると
「…名前は俺にもドキドキすんのか?」
え?と銀ちゃんの方へ振り向くと
真剣な顔の銀ちゃん
綺麗な紅い色の瞳から目が離せない
そっと手を伸ばして私の髪を触る
一向に目が反らせない私はドキドキと心臓がうるさく響いてるのがすごく分かる
お互い視線を逸らさず沈黙だけが続き
銀ちゃんの手が髪から頬へ移る
こんなに心臓ウルサイんじゃ、銀ちゃんにも聞こえてるかも…
そんな事を考えながら少しずつ近づく銀ちゃんの顔
少し上目づかいで
「…今もドキドキしてんのか?」
もっともっと顔が近づいてくる
今までで一番のドキドキに戸惑いながら
うん…そう言おうとした瞬間
「銀時?あみ?」