第2章 寺子屋
その声に私は固まり
銀ちゃんはワザとらしくそして勢いよくすっ転んだ
「せ…先生」
いつものように笑う先生は
「最近少し忙しくて余り君達と話せて居なかったので…今日は時間が少し出来たから話でもと思ったのですが…
どうやら、邪魔をしてしまったようですかね?」
「じゃっ!!邪魔だなんてそんな事!!!ある訳ないじゃないですか!!先生とお話し出来て嬉しい!!今銀ちゃんと寂しいって話してた所なんです!!!ね!!銀ちゃん!!!」
「おおおおおう!!!いやー嬉しいなーははは!!」
「そうですか。それは私も嬉しいですね!」
そう言って先生も私たちと同じように縁側へ座る
「名前はここには慣れてきましたか?」
「はい!皆優しくて、勉学も剣術もとっても楽しいです!」
先生ニコリと微笑むと
「そうですか、それは良かった。
これからも楽しいことはたくさんありますよ」
そう言った先生は、なんだかそう言い聞かせているようにも聞こえて私は少し変な感じがした
「銀時。私はこれからたまに外へ出なければいけない事が多くなるかもしれません。その時は寺子屋の皆や名前を守ってあげてくださいね?」
「?あたりめーだっ!」
銀ちゃんも不思議に思ったのか、首をかしげている
「今夜も月が綺麗ですね」
私はなぜかその言葉が寂しげに聞こえて少しだけ泣きそうになった