第2章 寺子屋
「俺がそんなヘマするか。いいから早く来いよ」
晋助の手を取りゆっくり少しずつ木を登っていく
「怖いよー!本当に大丈夫?」
「怖がるな。大丈夫だ」
やっとの思いで木の途中の大きな幹に腰掛ける
「こんなに高いの?降りれるかな?」
「そんなことより見ろ!」
へ?前を向くと下には町が見える色々なお店があってとても楽しそうだ
「わっ!すごい!!私の村は小さかったからこんなにお店がある町初めて見た!!あ!あそこに甘味屋さんがある!!あそこにはかんざし屋さんが!!すごーい!行ってみたい!!」
私は私がいたとこよりもずいぶんと栄えた町をみて興奮気味に晋助に話す!
それを見ていた晋助が
「クク。今度町へ連れてってやるよ。お前にここからの景色を見せたくてな。」
そう言った晋助はとても優しい目をして笑っていた
少しドキッとした
誤魔化すように視線を町に戻し
「あっ!あっちには川もある!!あっ!!」
恥ずかしくて勢いをつけ過ぎたせいか
バランスを崩してしまった
それを晋助が手を伸ばし私を支えてくれて少しだけ近くなる距離
晋助がジッと私を見つめ私も反らせない
顔が赤くなり、すると大きな声が聞こえてきた