第19章 ○○の計画
一方まどか の家に向かった二口。
よしっ、絶対誘う!
玄関先で少し気合いを入れてから
インターホンを押した。
インターホンを押して暫く待っていたが
誰も出てくる気配がない。
あれ?居ないのか?
二口はチラリと玄関すぐの部屋の窓を見たらカーテンの隙間から明かりが見える。
明かりが付いてるって事は多分居ると思うんだけど……。
二口はもう一度インターホンを押した。
暫くして部屋から足音が聞こえてくる。
おっ、やっと気付いたか。
二口が安心すると玄関のドアが開いた。
「はーい、どちら様?……!!うわぁ!」
まどか は二口の顔を見るなり思わずドアを閉めてしまった。
何で二口が居るの!?
ヤバイ緊張してきた。
まどか はスゥーっと深呼吸をし少し緊張を解す。
「こらっ、閉めんな!部屋に入れてくれ!」
外では二口がインターホンを連打していた。
まどか はもう一度ドアを開け
「ご、ごめん!ビックリしちゃって閉めちゃった。上がって?」
緊張しながらも二口を部屋に入れた。