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仕事は幽霊退治

第9章 最悪な事態


麗華側

俺達は体育館の隅っこに固まっていた

人間は急にいなくなった仁王と氷月について話している

俺達は5人で今後の事を話す

麻「どうするんですか?麗華さん」

麗「ここで氷月を手放したのは大きな痛手だ」

黄「2人を見つける事が優先だが」

赤「問題は何処にいるか、だな」

眞「香波さんの事だからそこまで遠くじゃないと思う」

麗「倉庫の壁から通路が出たよ。その先は高そうだ」

氷月が開けたあの壁には向こうが続いていた

大人が3人横に通れるくらいの広さだ

天井の高さも3メートルくらいはある

だけど、流石に薄暗い

赤「ここまで来たら全員で動かないと行けない」

麻「でも!普通の人間は足手まといだ」

麗「じゃあ、そんな普通の人間から札を扱える者が現れたら?」

黄「......どう言う事かな?」

雷地は俺を少し睨んでいる

麗「ここを捜索している間に、ある特定人物が札を使える程度の力がある事がわかった」

眞「それって、マズいんじゃ!」

赤「対策用に氷月が渡したのか」

麗「ああ。多分、自分がみんなから離れるのを計算に入れていたと思うよ」

黄「それか、いくつかに分けたチームでの行動か」

麻「それで、どうするんですか?」

眞「通路に人間を連れて行くんですか?」

麗「炎方の前に眞紀と麻央が入ってくれ、後はさっきと一緒で」

赤「2人はいいのか?」

麗「元は麻央が監視コウモリを見逃したせいだ」

麻「え、いたのか」

眞「あんた、階級下げられるわよ」

黄「名誉挽回だね」

麻「やらせていただきます!」

さあ、後は

あの通路の先に何が待っているかだ

予想としてはさっきの死神モドキが大量に出てくるだろうな

あのまま消滅した訳ではないから

かと言って、その先に2人が居る可能性だってある訳じゃない

切「部長、大丈夫ッスか?」

幸「ああ、大丈夫だよ」

向こうでは幻術を見た人達を心配しているな

幻術の事は話したほうがいいかな

俺は雷地を顔を合わせてアイコンタクトする

黄「そうだね、話した方がいいかもしれない」

赤「氷月が簡単にやられる訳はねーしな」

麗「そうだといいね」

俺達は皆の所へ向かう
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