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仕事は幽霊退治

第8章 それぞれの神様


白川側

目が覚めると隣には仁王君が座っていた

麗華め

僕はむくっと起き上がる

仁「おはようさん」

『おはようございます』

みんなの顔がさっきよりも違う

何かに吹っ切れたと言うより

距離が近くなった気がするような感じだ

これ以上、距離を縮めては行けない

仁「お前さんの作っとる壁は、俺達全員で壊しに行くからな。覚悟しときんしゃい」

『!』

なんの話し、だ?

でも、なんとなくわかった気がする

寝ている間に僕らの過去を話したのだろう

と言うか

『麗華、盛りましたね』

僕は麗華の顔を見て言う

麗華はニコッと微笑むと雷地を見た

僕は雷地に視線を変えた

黄「オ、オレナンニモヤッテナイカナ~」

『そうですか、では』

僕は雷地の頭上に氷柱を作る

黄「ギョエッ!」

雷地は驚いて変な声が出ている

黄「すいませんでした!すぐにしまってください!!」

『最初からわかってました』

僕は氷柱を消す

麗「クスクス......、変わってないね」

『麗華もですけど』

赤「知り合いだったのか?」

『上で暇しているとき、遊んでくれましたよ』

麗「最近見ないから、スッカリ忘れてたけどね」

『僕は忘れてはいなかったけど、顔がわんなかったから』

麗「ああ、仮面ね」

麻「え、お友達の神様って」

眞「知識の神様なの?」

麗「そうだよ」

菊「ち、知識の?」

桃「神様??」

『あー、僕の二つ名みたいな感じだよ』

黄「へー、あれって氷月の事だったんだ」

麻「兄だろ!?そこくらい把握しておけよ!」

赤「兄は肩書さ」

眞「おい」

向「知識の神様って?」

日「聞いた事ありますね。全ての事に対して知識を持ち合わせている1番頭のいい神様ですよね」

『まあ、噂通りいけばね』

黄「氷月って、高校生何回目?」

『......2回目』

赤「俺達よりも少ないのは分かり切っていたけど、そこまでか」

黄「俺達は60回は超えているからね」

『それで頭が悪く、成績不安定なんて』

黄「う、うるせぇー!」

赤「俺は出席率だけだ」

上風「いや、自慢になってないよ」

僕はこんな所で弱みを握りられたって怖くない

僕が1番怖いのは

これから起こる事に対してた

僕達は禁忌を犯した
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