第8章 それぞれの神様
皆は僕達を見る
黄「ソ、ソソソ、ソンナワケナイジャン」
赤「バレテイルゾ」
『なんで、片言なんだよ』
上風「最近のブームだって」
『そうなのか?』
麻「アイツ隠し切れてないよ!」
麗「アハハハ、そうだね」
眞「三神って、最悪」
幸「へー、神様なんだ」
『うん、紙様だよ』
幸「上手く言ったつもりかな?」
『ごめんなさい』
説明しろとの視線が痛かった
僕達3人は一段高くなっている床に腰掛ける
それを合図に皆は地べたに座る
黄「えーっと、何処からがいいかな?」
手「俺達が質問した方が答えやすいか?」
黄「うーん、いや、順番に全部話していくさ、サンキュー手塚」
手「ああ」
少し眠いなー
あの水に睡眠薬でも入っていたのか?
黄「まず、俺達は三神って言う神様なのは聞いたよね?」
赤「俺達は3人で1つの神様になっているんだ」
『誰も欠けては行けないんだよね』
僕達は顔を見合わせる
黄「そもそも、生まれた時の事なんかなんにも覚えていないけど、僕らは兄弟なんだよね」
赤「頼りないが、雷地、俺、氷月の順番でこの世に生まれてきたんだよ」
『その頃の神様はみんな怪異に困っていた。怪異だけじゃない。アニメや小説なんかで出てくる妖怪とか悪魔とかにも』
黄「俺達はそれの殲滅で生まれたんだ。俺の目的はまずそう言った類を探し出す事。光はこの地球上で1番速いからね。だけど、昔の神様は殆ど光だったので此処で雷になったんだ」
不「適当だね」
黄「それが神様ですから」
赤「次に、それらを対処する者がいると言われて俺が生まれた。炎によって制裁を下し、全てを浄化させると、実際は浄化なんか出来ないから表舞台での討伐さ」
鳳「ありきたりですね」
赤「適当だろ」
『そして僕は、そんな神様から全てを守る者として生まれた。表は雷地や炎方が頑張ってくれているので、裏方要因として。傷の回復、その場の浄化、神様の護衛などなど』
柳生「裏方仕事ですか」
『適当だよ』
菊「適当しか聞いていないニャー」
忍「他のコメントはないんか?」
丸「そうだぜぃ!」
フワワワアァ~
駄目だ
眠すぎる
横を見れば麗華が笑っている
やられた
そう思った時には眠っていた