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仕事は幽霊退治

第7章 死神の事情


仁王側

〈この仕事が片付いたら考えるよ〉

その言葉が聞こえてきた

俺の持っていた紙コップは床に落ちて居った

仁「今、なんて......」

何も考えられんくなった

頭の中身が真っ白になった

この仕事が終わったら死ぬって?

なんでじゃ!

俺は好きな女さえも守れんのか!

幸「俺達も気持ちは一緒だ」

幸村は俺に向かって言った

皆の顔は青いながらも怒っておる

柳生「今回ばかりは見逃せませんね」

真「ああ、聞き捨てならんな」

柳「今の発言を撤回させなければな」

丸「俺でも怒れてくるぜ」

ジャ「ああ、俺もだ」

切「先輩」

立海だけじゃないようじゃ

手「中々だな」

不「へー」

河「そんなの」

桃「認めねーよな、認めねーな」

海「ふざけんな」

大「流石にね」

菊「駄目だにゃ」

越「ふーん」

青学も怖い顔をしておるし

跡「アーン?」

忍「アカンな」

向「俺でもカチンときたぜ」

宍「ふざけんなよ」

鳳「ええ」

芥「ダメだCー!」

滝「俺でも許せないな」

日「下克上です」

樺「ウス」

氷帝も一緒じゃ

会話がなくなってしばらくすると

氷月と麗華は戻ってきよった

氷月が教室を入ると

ドンッ!

炎方が氷月の胸倉を掴んで

壁に叩きつけた

赤「また、俺達を置いて行くのか?」

『......』

赤「俺達はそんなに頼りないか?」

『......』

赤「俺達を頼ってくれよ!」

『......』

炎方は顔を下に向けて誰にも見えない角度じゃが

そこから大粒の涙が床を濡らして居った

氷月の表情はない

泣きはしんかったが、笑顔が綺麗じゃったのに

しばらく、この状態は続いた

『......炎方、頼みがあります』

氷月は静かに言った

『今すぐ付いて来てください。あなたにしか出来ない事を頼みたいのです。話しは後でも出来ます』

その言葉すらも冷たい

赤「わかった」

そう言うと2人は出て行った

麗「彼女は今まで?」

黄「うん、俺達も毎回遅いんだよ」

麗「あなた達だけではないでしょうに」

黄「それでも、兄弟としても守れないんだよ」

麗「まだ、彼女は純粋です」

黄「ああ、わかっている」

麗華は俺を見て微笑んだ

麗「守ってね」

そう言った
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