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仕事は幽霊退治

第7章 死神の事情


白川側

では、どうしましょうね

僕らはここにいる間だけ

死神と手を組む事にした

黄「探索でもするの?」

『いや、1階以外は見てきた』

麗「思いっきり何処かに行ってたもんね」

麗華君の顔に笑顔が戻る

眞「香波さん......」

眞紀さんはさっきからあの調子だ

『上司だったのかい?』

麗「まあ、俺達のチームリーダー的なやつだったよ」

波は先程と何も変わらない

?「あれ~?こんな所に神様いたんだ~」

全「「「!!!」」」

どこからか声がした

皆で周りを見ても何もない

結界も穴は開いていない

麻「香波さんだ」

『へー、これが』

炎方は戸の前に立つ

僕は念じて死神についている札を外す

『これで戦えるよね?』

麗「勿論だ」

3人の死神は立ち上がると大鎌を出す

『4階の南ってさ』

麻「俺達の拠点だ」

黄「いいよね?」

麗「勿論!」

『みんな!移動するよ!』

赤「今回は一気に走ってくれ」

黄「4階に上がって南側に行ってくれ」

それと同時に

パリンッ!

『な!』

結界が無理やり破壊された音だ

『波!』

振り返ったのは遅かった

波の隣には

眞「香波、さん......」

例の死神が立っていた

そこの結界もすでに破られていた

波「いやゃぁぁぁーーーー!!!」

香波は大鎌を持ってない代わりに

片手には波の頭を掴んで持っている

香「ダメな子ね。せっかく生かして上げていたのに」

波「いやゃぁー!離してぇー!」

一生懸命抵抗している

だが、下半身のない波にとっては

何も出来ない

香「私と同じ名前だから許してあげたのにね」

波「離して!離して!!」

香「煩いよ」

僕は嫌な予感がしたので一瞬で作れる結界を張った

パアァン!

全「「「...!!」」」

僕らでもあっけに取られた

そう

波の体は破裂したのだ

麗「香波!」

麗華君だけが動き香波に一撃を入れようとする

大鎌を振っても当たらない

香「フフフ......」

笑って避けている

麻「今のうちに4階に行こう」

眞「うんっ!」

眞紀の顔は今にも泣きそうだ

僕はまた救えなかった

こんな自分に腹が立つ

アイツの笑顔に怒りが込み上げる

『......麗華、僕も手伝います』

麗「え......」
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