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仕事は幽霊退治

第7章 死神の事情


白川側

肉体に戻るったのはいいが

体がやけに重いな

さっきの無茶が響いているんだろうな

仁王君は僕の頭を撫でている

視線もこっちに向いている

『う......』

僕は目を開けると

最初に視界に入ったのは仁王君の顔だ

知ってたけど

仁「ん?起きたんか」

『はい。迷惑を掛けました』

仁「本当じゃよ」

仁王君の顔は心配な表情から一変し

安心したような感じになった

僕は重たい体を起こした

黄「お、おはよ~......」

赤「バカ」

『はい、おなようございます。雷地、炎方』

幸「大丈夫かな?」

『はい、おかげさまで』

麗「悪いねー、うちのバカ2人が」

『いえ、大丈夫ですから』

麻「さっさとこれ解け!」

眞「早くしなさい!」

麗「まず、謝りなさい」

すごい怖い顔で2人に言う

麻・眞「「ご、ごめんなさい......」」

『はい』

麗「本当にごめんね」

僕はパチンと指を鳴らし2人の拘束術を解く

麻・眞「「自由だー!!!」」

黄「ネタが古いよー」

赤「古いヤツらなんだからしょうがないさ」

『雷地も余裕だね』

黄「あ、わ、悪かったって」

『何が?』

僕は左手を雷地に向ける

黄「だ、だから、精神年齢じゃ、氷月に劣るって」

『他は?』

黄「きっと氷月は、俺達よりも、遥かに上なんだろうなーって」

『へー』

僕は笑顔を向ける

雷地は顔を思いっきり背けた

黄「やめて!まだ死にたくないよ!!」

『はいはい』

左手を下げる

河「雷地はそんな事を思ってたのか」

手「......」

黄「あれ?なんだこれ?」

赤「元から口に出てないのに」

黄「そうなの」

『どうだろう?』

黄「は、はめたなっ!!」

顔を真っ赤にして言ってくる

『勝手に喋る方が悪いよ』

仁「のう」

『はい?』

ん?なんじゃこれ??

仁王君の顔がいつもよりも近くて

息があまり出来ない

仁「御馳走さん」

仁王君は嬉しそうに言うと

僕から離れて皆の所へ行った

ん?なーんだ??

なーにされた???

眞「アンタ、恋愛ってした事あるの?」

『ないね、人間を好きになった事なんてないさ』

眞「あ、あー、そう、なの」

息はしずらかったし

顔は近かったし

何が起った???
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