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仕事は幽霊退治

第7章 死神の事情


北側に行く廊下の曲がり角で一応顔だけ出して先を確認する

特に何もいない

そのまま最北端の教室へ行く

戸はしっかりとしまっているが

『(お邪魔しまーす)』

いわゆる幽霊状態なので戸をすり抜ける

一度北側に踏み込んだのであっさり入ったものはいいが

『(悪趣味のレベルじゃないね)』

教室の中にあったのは

床一面の白骨死体だ

しかも、どれも頭部がないのだ

おそらく2階のあまりもんって感じだな

わざわざ分別しているのか

何のために頭だけ違う場所に置いてあるのか

僕はそのまま下の階へとすり抜けた

『(お?)』

3階の最北端の教室では

真っ赤な湖があるみたいだ

多分、今までここで死んでいった人の血だな

『(派手だね)』

おそらくここでいつか何かをするのだろう

血が貯めてあると言う事は

かなりの術を発動させる気だな

これらを見る限りでは明らかに人の手が加えられている

どこかに生きた何かがいるのだろう

こんな事をしているんだ

もう人の形をした何かだろうな

僕は教室を出て廊下にそって最南端の教室へ向かう

ここの階では行けた

最南端の教室に入った

何かあるかなと思ったが

特に何もなかった

1つ言うならばこの部屋には机も椅子もないと言った所だ

と、思っていると悪口が聞こえた

残念ですけど、離れていても聞こえてるよー

雷地だな、後でとっちめよう

教室を見渡しても特に何もなかったな

僕は下の階へとすり抜ける

2階の最南端

『(最近の人間だな、これは)』

教室中にチョークで書いたような陣があった

陣を読み取るとかなり大きな転移術だ

これを使って人間を集めているのか?

ここがますます何かわからなくなるな

陣をもっと詳しく調べようと思った時

教室が明るくなった

戸の方を見れば

?「人間は何処ですか~」

声の高い大鎌を持った女が教室に入ってきた

いくら見えないと思っても構えてしまう

女は周りを見渡しながら入ってくる

僕は壁を伝ってゆっくり出口へ行く

女が1番奥に着いた時

僕は教室から飛び出た

後ろを振り向いても追ってきてないようだ

僕はそのまま教室へ向かう

寝ている自分の肉体を見つけて

肉体に戻って行く
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