第7章 死神の事情
黄牙側
死神が起きて口論をしている
氷月も無茶したものだ
力を解放すれば簡単に仕留められたのにな
俺はそんな事を頭の片隅に思い
死神達を見る
赤「ここに何の用事で来た?」
炎方はキレ気味で言う
テニス部の人達も黙っている
まあ、こう言う時はありがたいね
霊「さっきも言ったように詫びに来たんだよ」
変わらない顔で言う
黄「それだけなら結界を潜らなくてもいいんじゃないかな?」
霊「真紀が入っていくのを見てね、止めないと行けないなかったから。無断で入った事は謝るよ」
隣では
眞「どう言う事かな?」
麻「アイツが急に現れるから悪いんだ!」
眞「そんな事で狩るんじゃない!」
麻「だって!悪霊かもしれないだろ!」
眞「状況を良く見て判断しろと言ってるんだ!」
口喧嘩ナウ
氷月が仕掛けた紐によって縛られているため
殴り合いは起きなさそうだな
霊「ああ、あの2人はほかって置いてくれ。アイツら双子なんだ」
まあ、似ているな
霊「アイツらは死神になって日が浅いんだ。ごめんよ」
黄「ここのリーダーか?」
霊「まあ、今はね」
赤「前は?」
霊「俺達のリーダーは現在行方不明なんだ。それで空間を片っ端から探していた所、彼女に会ってね」
と視線は氷月に行く
麻「え?男じゃないの?」
眞「話を聞きなさい!」
また始まった
霊「騒がしくてごめんね。いつもこんな感じなんだ」
俺達も変わんないけど
霊「いい加減に止めないか」
麻「俺は悪くねーですよ!」
霊「帰ったら少し話し合いしようね」
麻「あ」
顔色が悪くなっていく
霊「さあ、こっちの決着はついたよ。話をしようじゃないか。俺達の用事はこの空間内にある。お前たちも用事があるんだろう?」
コイツは話がわかる死神のようだ
黄「そうだね。腹を割って話そうか」
赤「雷地!」
黄「何かあったら仕留めればいい。それにアイツももう聞こえているはずさ」
赤「......わかった」
霊「君達は仲が良いねー」
麻・眞「「すいませんでした」」
霊「じゃあ、何を話そうか?」
眞「それより、アンタ達3人は何者かな?人間じゃないよね?」
黄・赤「「人間だけど?」」
眞「うっわー腹立つ!声を合わせて言う所が!」
そんなこんなで話し合いが始まった