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仕事は幽霊退治

第7章 死神の事情


仁王側

仁「氷月!」

俺は氷月に向かって走っておった

倒れたのじゃ

黄「大丈夫、疲れただけさ」

雷地は静かに言った

炎方と死神を見張っているためか

今までと違い余裕がない

死神3「まあ、君たちが本気だったら俺達は消えているからね」

倒れた氷月抱き上げると

寝ているのにも関わらず

肩で荒い息をしておった

俺は氷月を抱いたまま立ち上がり部屋の隅に向かう

そのまま床に寝せて

脱いでほかってあったコートを掛けてやる

俺もそのまま氷月の頭の上で座り込む

仁「氷月......」

俺は綺麗な髪を撫でた

こんなにも小さな体で俺達を守ってくれた

あの時の言葉は嬉しかったが

心配の方が大きかった

2人に連れられて死神は横一列に座る

死神3「まあ、ここまで来たら自己紹介でもしておくよ」

死神はだるそうに言った

麗「俺は麗華。女みたいな名前だけど一応男だよ」

そう言って仮面を外すと綺麗で整った顔が見えた

麗「一番最初に会ったのは麻央。そいつも男さ」

俺たちの視線は思いっきりソイツへと行った

麻「イテテテテェ〜」

どうやら起きたようじゃ

麗「はいはい。おはよー」

麻「ちょ!麗華さん!何してるんですか!!」

麗「見てわかんないの?捕まっているんだよ」

麻「それはわかります!」

麗「あー、それと。俺の隣で寝ているのが眞紀だよ。女の子」

視線もずれる

麗華は最後の1人の仮面を外す

麻「いいのかよ!麗華さん!こんな所で油を売っていて!」

麗「元はお前が仕掛けたんじゃないのか?それの詫びに来たんだ」

麻「俺は何もしてないです!」

麗「幽霊を狩り損ねたって言ってたよね?」

麻「そりゃーそうですけど......」

口ごもった

麗「もしもやっていたら、俺達は彼女のようになってしまうよ」

麻「うー、ごめんなさい」

麻央が諦めたようじゃ

真「うーん」

もう1人も起きたようじゃ

麗「おはよー」

眞「ちょ!麗華さん!あれ人間じゃないって!」

麗「見た目は人間だよ」

眞「絶対に違うって!!」

麗「それより今はこの人達に詫びをしている所だよ」

眞「そ、そんなの!」

麗「君の兄の失態だよ」

眞「うー」

諦めたようじゃ

コイツらは兄弟なんか
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