第6章 黒服の強さ
上風側
氷達は3人でなんか話し合いをしている
立海の先輩達も何か話しているようだ
俺は何をしようかなー?
ん?鞄の整理でもするか
俺は鞄の中身を見渡す
上風「うーん、綺麗に入れたはずなんだけどなー?」
鞄の中身はぐちゃぐちゃである
まあ、散々あさったかなら
俺は鞄を整理するために全て鞄から出した
越「よく、こんなに入ってるんスね」
上風「お、リョーマ」
越「手伝おうか?」
上風「うーん、あー、いいや。話し相手になってよ」
越「わかったッス」
俺は鞄の中身を整理し始めた
越「そう言えば、これっていつ入れたんスか?」
上風「あー、カードね。部活が終わってから入れたよー」
越「他の2人は?」
上風「忍足先輩の所は炎方が授業中に、仁王先輩の所は喫茶店で入れたって」
忍「授業はアイツと違うんやけどな~」
後ろを見れば人が増えている
上風「そこは炎方に聞いてください」
越「てか、なんで俺達なの?」
忍「俺も炎方とは違うクラスやで」
ん?言われてみればクラスが皆違うよな
越前はそもそも学年違うし
忍足先輩も仁王先輩も違うクラスだし
上風「神様のお告げ?」
越「相変わらず何言ってるんスか?」
忍「神様信じとるんや」
上風「少なくとも、俺は信じているよ。神様の存在」
そう、俺は信じる
神様はいつでも近くに居るから
話し合いの終わった氷は越前と忍足の隣に来ていた
『何がお告げだって?』
上風「げ、地獄耳」
『今回は褒め言葉として貰っておこうかな?』
上風「あ、はい。ん?氷」
『何?』
何処かに行こうとしたのを止めた
上風「なんでリョーマ達の鞄に入れたんだ?」
『2人は知らないけど、僕は1番近い鞄に放り込んだだけ』
上風「あ、はーい......」
まあ、氷らしい言葉だ事で
上風「よし、終わった」
俺は荷物整理を終えた
立ちあがって周りを見ると波だけが浮いているような
まあ、当たり前か
俺は波のそばに行った