第6章 黒服の強さ
仁王側
3人は何かを話しておるな
しかし、あの時抱いた氷月の体は冷たかった
まるでずっと冷房の近くに居たと言う感じじゃった
柳生「考え事ですか?仁王君」
仁「まあな」
幸「仁王が考え事なんてね興味があるよ」
柳「そうだな」
他の4人は青学と氷帝に行っておる
仁「氷月を抱いた時なんじゃけど」
幸「また、ぶっちゃけた話をしてくるもんだね」
仁「まあな。アイツの体が異常に冷たかったんじゃ」
柳「氷を操る術を持っていると言うから、そこから来ているのではないか?」
柳生「確かに、先ほどの話しを聞いた限りですと今は力が解かれていると考えれば妥当ですね」
幸「まあ、何が言いたいのかわかっているけど、一応聞いておこうかな?」
仁「俺はアイツに一目惚れをして居った。じゃが、こんな事になってアイツは俺達全員を守ろうとしてくれておる。じゃあ、逆は出来るのかと思ってしまったんじゃ」
柳生「仁王君......」
柳「フム......」
幸「出来るさ。皆で無事に帰った時、俺達は安易な関係ではなくなってしまう。けど、それだけ俺達はわかりあえたと思えばいいんじゃないかな?」
柳生「そうですよ仁王君。私達は彼女の支援のおかげでテニスに集中出来たのです。抱え込む所も多いですが、そこは私達が何とかしていけばいいのです」
柳「俺が口出し出来るかは知らないが、部活のマネージャーも仕事の時も、白川は白川だ。そこだけわかっていれば問題ないだろう」
仁「......そうか」
幸「さっきまで見せつけてくれたのにね」
柳生「あの時は冷や冷やしましたよ」
柳「動じない白川も中々だ。本当に」
仁「絶対に落として見せるぜよ」
幸「早くしないと、俺が貰うよ?」
柳生「幸村君、それはさすがに」
柳「それだけ距離は縮まっているからな」
3人の言葉を温もりを分けてくれたぜよ
アイツを抱いてからなぜか
不安と焦りが来てしまう
じゃが、ここで何かを変えないと
アイツが氷月が居なくなるような感じがするんじゃ
俺は氷月を手放したくないんじゃ
どんな事があってもじゃ
絶対に、放さんぜよ
どれだけ足掻いても
捕まえたらきっと