第5章 探索再開!(氷帝と!?)
黄「えーっと、浄化の説明だよね?」
幸「うん、そうだよ」
黄「浄化は簡単に言うと、空気清浄機みたいな感じだよ。こう言った異空間では瘴気が溜まっている事が多いんだ」
赤「ちなみに瘴気とは、簡単に言うと汚染された空気だ。人間が普通に吸うと、幻覚や病などが生じるんだ」
黄「それを防ぐために空気を最低限まで綺麗にして、皆に害が行かないようにしているのが浄化なんだ」
越「でも、此処に入った時は何も起らなかったッス」
黄「それも瘴気の怖い所だよ。知らないからこそ吸い続けると危険なんだ」
鳳「俺達は大丈夫なんですか!?」
『あの真っ白なカードも浄化の役割を持っているんだ』
忍「このカードはなんでもありなんか」
忍足君はカードをヒラヒラさせている
黄「もちろん、範囲はカードの半径5メートル以内、効くのは10分だけ」
赤「そこで見つけて何も症状がなかったのは本当に運がいいんだよ」
黄「今そのカードの役割は特にないね」
手「では、俺達が探索をしに行った時はどうなんだ?ここでは白川の力で浄化されているのがわかっているからな」
黄「それは護符の効果だよ」
不「護符から来ているのか」
黄「その護符を書いたのは氷月であり、護符の効果は一度の防御とその人の周辺の空気の浄化だよ」
丸「白川はなんでもありなんかよぃ」
『そうでもないさ』
赤「氷帝のみんなが持っている護符を見れば一目瞭然だな」
氷帝メンバーがポケットにしまっていた護符を取り出す
全「「「!!!」」」
その護符は真っ黒に染まっていた
赤「最北端の部屋にはかなりの瘴気が溜まっていた。入口だけで止まっていたのは正解だったようだな」
芥「あんなにも白かったのに~」
炎方が指を鳴らすと真っ黒な護符は燃え上がった
赤「その護符の効果はもうすでに消えている。ここに走ってきたのも正解だな」
『護符はもっと強力に書いておかないとね』
僕は立ち上がって護符を書きに行く
黄「氷月の力は守る力だ。結界も浄化も俺達を守る術だと考えれば、俺と炎方がどれだけ戦闘系なのかがわかってくれたかな?」
乾「では白川がいなかった時点で俺達はバットエンドだったのか」
黄「そう言う事」
笑顔で言いやがった
赤「そんな風に言うなよ」