第4章 本当の敵は?
『うーん、炎方どれくらいなら守れるかな?』
赤「さっきの餓鬼で換算すると10まで」
黄「わーお、大きくでたね」
『では、2階の北側に行ってきてくれなかな?』
赤「そう言うと思ってた」
炎方は氷帝を見る
跡「アーン、何も問題ねーよ」
忍「俺らは走る事しか出来へんわ」
向「危なくなったら逃げれば済むはなしだろ!」
芥「ここで寝てたーい」
滝「寝たら戻れなくなりますよ」
宍「足手でまといだったら置いて行っても文句は言わねーよ」
鳳「そうですよ」
日「まあ、少しもの足りなくなるだけですが」
樺「ウス」
『では、護符の強化版を渡しておこうかな』
僕は優馬の鞄をあさって札を出す
1人1人に手渡しをする
『それ肌身離さずね』
跡「わかっている」
『炎方もいる?』
赤「俺はいい、それよりも束縛術が欲しい」
『わかった、用意するよ』
僕は持ってきた白紙の札に筆を通す
『5枚でいいかな?』
赤「ああ」
さっさと5枚書き、炎方に渡す
赤「範囲と時間は」
『範囲は半径1メートル半、時間は30秒かな』
赤「わかった」
炎方は自分の持っている鞄にしまった
『あー、それと』
赤「飛ばしてくんな』
『わかった』
索敵禁止令だ
黄「お、先手必勝!」
上風「これで勝つる!」
『何にだよ』
赤「じゃあ、行ってくる」
跡「行くぞ、オメーら!」
氷帝「「おう!」」
炎方御一行が教室を出て行き階段を降りて行った
それと同時に僕も教卓の近くへ座る
ふと思い出した事があった
『雷地』
黄「なんだい?」
『あの口裂け女モドキは何処に閉じ込めたんだい?』
黄「......」
『雷地さーん?』
黄「き、北側」
『すぐに飛ばしなさい』
黄「わかりました」
雷地は炎方に伝える
のが、遅かったらしく逃走中だとか
見に行きたいが索敵禁止令があるので見に行けない
黄「炎方が殴って、一時撤退したって。向うが」
『そうかい』
まあ、そうなると思って居たさ
予想通りで結構
しかし、あの女はなぜ大鎌を持っているんだ?
では、アイツも死神?
それにしてみれば服装が大分違うな
なぜこの場で白色の服装なんだ?
あとは本人にでも聞いてみるか
僕が出て行った時に