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仕事は幽霊退治

第4章 本当の敵は?


雷地の仕掛けた札の少し後ろに行く

2人は一生懸命走っている

上風「氷!任せた!!あれおかしいぞ!!」

優馬はそう言い残すと教室に入っていく

炎方は僕の前でくるりと反転し走ってきた方を向く

テケテケテケテケ......

テケテケもこっちへ来ているようだ

赤「あいつ、札を避けるんだよ」

『投げ方が悪いんじゃないの?』

赤「そこを突いて来るか」

『そこ以外に突く事がないんだけど』

テケテケが現れた

こっちに向かってきている

遠くて顔までは見えない

炎方は札を取り出して

投げる

ヒュイ

簡単に避けられる

赤「これの繰り返しなんだよ」

『まあ、投げ方は悪くないね。向うが上なだけか』

赤「と言う事で任せた」

炎方も中に入っていく

『はぁ......』

溜息と共に腰の鞄から札を1枚取り出す

僕は構え、札をテケテケに投げる

自分でも試してみたいのだ

それだけですが、何か?

僕は勢いよく札を投げた

ヒュイ!

そして避けられた

『器用に避けますねー』

上風「関心してる場合じゃねーよ!」

教室の中から声がした

戸の付近では優馬、雷地、炎方が顔を出している

僕は腰の鞄からもう1枚札を出す

構えて、今度はその札に集中し力を込める

そして、札をテケテケに投げつける

テケテケの目の前まで来たと所を

『凍てつけ』

パチンッ!

指を鳴らした

そこには一瞬で氷の壁が出来た

ドゴンッ!

氷の壁にテケテケは勢いよくぶつかった

『終わったよ』

黄「おー、あれは痛いねー!」

上風「痛い痛い!」

2人は頭を手で押さえている

赤「捕獲捕獲」

炎方はロープを取り出しテケテケに向かっていく

黄「じゃあー、俺も見に行こう♪」

僕は雷地と入れ替わるように教室に入っていく

海「すごい音がしんたんスけど」

『あー、気にしないで。怪異を1匹捕まえたから』

全「「「!!」」」

鳳「何処に置くんですか!」

『この部屋の後ろ』

切「いや!ダメじゃないんスか!」

『まあ、大丈夫だって』

赤「完全に伸びてるねー」

黄「コイツ、軽いぞ」

炎方と雷地が2人係で大きな袋を持ってきた

持ってきた袋は教室の後ろに置かれた

僕はそこに小規模な結界を張った
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