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仕事は幽霊退治

第4章 本当の敵は?


白川側

周りを見ると1人だけ居ないのに気付いた

きっと今後ろに居るのは

『何をしているのですか?仁王君』

仁「お仕置きじゃけど?」

仁王君が僕を抱きしめいるようだ

多分

じわじわと感覚が戻ってくる

それと並行して

背中が暖かくなっていく

ああ、これが人間でいう温もりなのかな?

僕は恋愛もした事ないし、わからない

人間は愛し合うと言うが

僕にはサッパリわからない

仁「お前さん冷たいな」

『そりゃ、毎日雷地達と付き合って居ればこうなるよ』

仁「そっちじゃなか」

『?』

じゃあ、何処が冷たいんだ?

黄「あー、その仁王君さん?」

仁「なんじゃ、その呼び方は」

黄「氷月には恋愛の文字はないよ?」

仁「知っとる」

『とりあえず離してください』

仁「じゃあ、逃げればよか」

まだそこまで感覚戻ってないって

仁「動けんじゃろ?」

何故だろう?

仁王君の今の言葉が嬉しそうに聞こえてしまった

確かに、最近仁王君がやたらと近づいて来るけど

それと何か関係があるのかな?

跡「イチャイチャすんじゃねーぞ」

幸「クス、白川は分かってないようだね」

越「ふーん、鈍感なんだね」

なんでだろう、なんかバカにされている気がするぞ

幸村君からは毎日されているけど

忍「はよ離れんと、大変な事になるで。白川さん」

仁「お前さんには言われたないな」

『いい加減に離してください』

仁「嫌じゃ」

柳生「さすがにこれ以上はダメですよ。仁王君」

柳「ああ、そろそろ離さないと行けないと思うぞ」

真「あ、ああ。そうだぞ」

切「うわー、仁王先輩。大胆ッス」

丸「目の毒だぜぃ」

ジャ「そこまで言うか」

仁「仕方ないのう」

そう言うと腕を離して目の前に来る

そして仁王君はしゃがむと

僕の顔に近づいてきた

仁「そこまで分かっておらんのか」

『何が?』

仁「なんでもなか、無理はしなさんなよ」

離れて行く

一体、仁王君は何をしているんだ?

上風「バーーーーーカーーーーー!!!」

廊下から優馬の声が聞こえてきた

あれ?さっきもあったって??

うーん、気にすんな

僕はようやく体の機能を取り戻し

教室から出ると

優馬と炎方はこっちに向かって走っている
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