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仕事は幽霊退治

第3章 探索開始!(青学も一緒!?)


そう言うとまた皆がこっちを見る

もう諦めたよ

『先ほど3階の廊下にテケテケが走って行きました。用心して』

赤「なんで言わなかった」

『雷地に止められた』

黄「俺のせいか!」

桃「テケテケってなんスか?」

『簡単に言えば、上半身だけで高速に動く怪異だよ。捕まったら最後だよ』

黄「テケテケは嫌いだねー。あの見た目だし」

赤「俺、あれ嫌いなんだよなー」

上風「よく廊下が綺麗だね」

あ、それは一理あるかも

柳生「そんなに危ないのですか」

『特に、見た目がね』

赤「じゃあ、ちょっくら捕まえてくるか」

黄「えー!ここに持ってくんの!!」

『では、何処に置きます?』

上風「大丈夫!大きい布あるから!」

黄「そこじゃない!」

赤「まあ、乾いているんじゃない?ゾンビみたいに」

『ああ、それだったら廊下が綺麗な事には納得できるね』

他の人達の表情がキョトンとなっている

赤「どっちにいった」

『さっきは北側に走っていましたよ』

赤「そうかー、行くぞ優馬」

上風「え、ちょ!待ってって!!あれ無理だから!!!」

炎方に首根っこを掴まれて出ていく

大「な、なんというデジャブ......」

『雷地、念のために戸の前に仕掛けておこう』

黄「そうだねー」

雷地はそう言うと教室の目の前の廊下に札を1枚張った

黄「あっちで捕まえるか」

『こっちで捕まえるか、だね』

幸「楽しそうな所悪いけど、白川さん」

『はい、なんでしょうか』

あれ?笑顔なんですけど

幸「さっきの件は終わってないよ」

『あれ?終わったのでは??』

黄「ガクガクブルブル......」

雷地も笑顔を保ったまま震えている

あ、終わったな

仁「さあ、どういうお仕置きをしようかの~?」

『え?なんでですか??』

ジャ「お、掟は、絶対か」

丸「わりぃ~。俺には無理だ」

掟は絶対?

あ!

僕、立海生か!

テニス部か!

詰んだ......

そう思うと動けない僕に背中から重みを感じた

まだ、完全に感覚が戻っていないため

何が起こっているのかわからない

けど、皆の顔は驚いているように見える

さっきまで震えていた雷地も

口を開けてボーッと突っ立て居る

視線を落とすと

誰かの腕が僕を捕まえていた
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