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仕事は幽霊退治

第2章 合宿所は!?


白川側

教室に戻ると皆心配している顔だった

黄「氷月!」

普段笑っている顔なのに

雷地もそう言う顔が出来るんだ

上風「大丈夫だったか?」

『大丈夫です』

仁「ほれ、立てるか」

『はい』

下ろしてもらった

『ありがとう』

仁「元は俺が悪いんじゃ」

真「仁王!」

仁「わかっておる、今回ばかりは反省じゃ」

菊「あの仁王が素直に謝っているニャー」

手「動くなと言われていたからな」

跡「珍しいもんが見えたぜ」

僕は机に座り込む

『ふぅ......』

かなり強い餓鬼だった

動きは予想よりも早く

一発が重い

一番下級の相手で手こずってしまっていたら

この先は対処出来ないだろう

『雷地、炎方』

2人は僕を向く

『1割解きます』

黄「こんな早くにか!」

赤「俺も少し限界だった所だ」

皆は不思議そうな顔をしている

僕は立ち上がり雷地の近くに寄る

炎方もこちらに来る

『では』

僕達3人はブレスレットを付けたまま両手を差し出す

『今此処に、我らの力を解き放たんことを』

言い終わると力が込み上げてくる

『クッ!』

2人にとっては平気だが僕にとっては苦痛になる

『はぁ......』

黄「悪いな、無茶させて」

赤「ゆっくり休め」

『結界は』

黄「このまま代役を演じるさ、お前が万全になるまで」

『悪いね』

僕は地べたに座り込む

奥では、仁王君が皆に怒られているようだ

黄「これからどうする?」

赤「この階には特に何もなかった」

上風「餓鬼以外はね」

『残りの階を探索してみましょう』

これらを解決出来れば

現実世界に戻れるかもしれない

黄「じゃあ、炎方。代役出来るかい?」

赤「ああ」

黄「俺が見に行ってくるよ」

そう言うと2人は入れ替わった

大「待って!」

不「俺達も付いて行く」

黄「......わかって言ってるかな?」

乾「もちろんそのつもりだ」

河「ここに残って居ても何も出来ないしな」

菊「俺達も足手まといだけど体力だけはあるニャ!」

桃「いざとなったら走れるッス!」

海「ここに残るメンバーを減らして」

越「少しでも監視しやすいようにすればいいでしょ?」

『......一理あるね』

手「お前達の負担も少しでも減らせる」
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