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仕事は幽霊退治

第2章 合宿所は!?


『では、これを持って行ってください』

僕は護符を渡す

『それは護符です。一度だけ守ってくれます』

青学「わかった」

『なんらかの方法で此処が解決出来れば元の世界に戻れるばずです。それまでは頑張ってください』

黄「俺、そこまで力ないけど」

『優馬も行ってきて。あれは使っていいから』

上風「それなら行くぜ」

赤「索敵は?」

『この状態だったら出来るよ』

黄「何処まわろっか?」

僕は目を閉じた

頭の中に情報が叩きこまれてくる

この校舎は全部で4階建て

コの字の学校だ

北側から禍々しい力を感じる

『北側に注意してください』

どこかの階にいる

階に均等に感じられる

黄「じゃあ、2階でもまわるか」

『雷地が言っていた危険な場所も北側だったね?』

黄「そうだな」

赤「何がいた?」

黄「それがよく見えない」

上風「見えない?」

黄「ああ、モヤみたいに見えてな。何処の階も」

『......とりあえずは注意して、ケガのないように』

黄「ああ」

『危なくなったらいつでも飛ばしてくれ。対処する』

上風「ごめんな、氷」

『いいから早く行って来てください』

黄「ああ、行くぜ」

雷地、優馬、青学は行ってしまった

僕は考える

今回の怪異はいつもと違う

口裂け女が鎌を持っていた訳

餓鬼があそこまで強い訳

そして......

鎌?

あの鎌、何処かで見た覚えがあるぞ

幸「本当に大丈夫かな?」

『うん』

仁王君は僕の後ろに座ると

僕の右腕を強く抑えた

『痛ッ!』

仁「やっぱりか」

バレていたか

切「先輩!」

赤「結界が弱くなっていたのもわかったな」

『元は全部駆除しなかったのが悪いでしょ』

赤「優馬が限界だったから」

『優馬なら仕方がないか』

仁王君は僕の目の前に座りなおすと

右腕を見た

仁「お前さん」

『言ったはずです。守り切ると。それが僕の使命です』

真「そこまでしなくても」

柳「そうだ、俺達は仲間なのだから少しくらいは預けてくれ」

ジャ「そうだぜ」

人間はこんなにも暖かいのか

さあ、これからが本番だ

さっさと出てきてくれよ

今回の首謀者!
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