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仕事は幽霊退治

第12章 決意と覚悟


伊「あの銀髪さんは彼氏かな?」

『違います』

受付で待っていたのは

入院している時から御世話になっている看護師の伊藤さん

伊「なーんだ、違うのね」

『違います』

通院になってからも受付で結果を受け取っている

以外にも、この人も力が使えるのだ、以外にも

伊「じゃあ、今日は5番で待っているわよ」

『わかりました』

診断結果の紙を貰って確認する

伊「まだ、少し無理そうだって」

『そうですか』

僕はそのまま伊藤さんと5番と書かれた診察室へ向かう

『失礼します』

入ってすぐに椅子に座った

鞄は何故か毎回伊藤さんが持っている

目の前には僕の担当をしてくれている医者の盛道さん(男)がPCと戦っている

盛「近代の物はわからないねー」

『何を急に』

伊「先生、機械音痴ですから」

よく医者になれたな、機械の問題で

盛「さあて、話を始めようか」

盛道さんはくるっと回転すると僕の方に向いた

盛「血液検査の結果は見たよね?」

『はい』

盛「まだ濁っているから無理は駄目だね。学校の体育もやめておいた方がいいよ」

『わかりました』

盛「仕事は机の上のみ、いいからね」

『わかっています。体育が無理だったら出来ませんよ』

盛「よし、今日はこれで終わり」

盛道さんは嬉しそうに言った

伊「今度は、10時半に来てね」

『わかりました』

立ち上がって鞄を受け取る

鞄に診断結果を入れて

診察室を出る

『ありがとうございました』

盛「無理すんなよー」

伊「お大事に」

無意味に長い廊下を歩く

というか、長すぎなんだけど






仁王側

切「先輩、事故でもしたんスか?」

柳「ここら辺で事故などのニュースは最近では聞いていない」

ジャ「見舞いか?」

丸「それだったら診察室に行くのはおかしくね?」

真「いや、そうとは限らんぞ」

幸「案外、自分の身に何かあったりして」

仁「フム」

氷月の消えて行った方を見ると

帰ってきよった

「切原君、診察室の3番にお越しください」

切「こんなタイミングで!?」

丸「いってらっしゃ~い」

切原は涙目で行った

氷月は俺達を無視して行こうとしたので

『どいてください』

仁「ヤじゃ」

出入り口を塞いだ
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