第2章 合宿所は!?
テニス部側
突然降ってきた黒服集団4人は俺達を見る
4人はそれぞれ仮面を付けていた
怒った表情、情けない表情、楽しい表情、無表情
怒ったヤツは俺達をじろじろと見る
?「全員いるな」
?「お、欠員なしか」
『運がいいみたいだ』
楽しいヤツと無表情が言う
?「どうすんの?」
荷物持ち(情けないヤツ)が言う
『とりあえず、3階に行こう』
?「じゃ、お先~」
楽しいヤツが消えた
?「階段探すか」
?「おー!」
『気楽で何より』
無表情のヤツは呆れている
幸「君達は一体何者なんだい?」
おー、部長さん
俺達の最大の疑問を言ってくれた
『ん?まあ、自己紹介だけさせて貰うよ。後は安全な場所に行けたら話すよ』
3人は体ごとこっちを向く
イ「俺はイェン」
ヨ「俺はヨウ!」
『僕はビン。さっきのはレイだ』
簡単な自己紹介を貰った
怒った表情、情けない表情、無表情、楽しい表情の
順に紹介された
『僕達はあなた達の事を大体知っているので自己紹介は結構です』
言いきりやがった
イ「じゃあ」
ヨ「行くぜ!」
「「『じゃん、けん、ポン!』」」
イ「死にたくなかったら俺についてきてくれ」
ヨ「俺が真ん中なのは変わらなかった」
『後ろは僕か』
勝手に決まった
しかもイェンは意味深な事を
廊下を走っていて見つけた階段は3か所
体育館を出てすぐと、ここから10m先にある所
それと、そのちょうど間くらいに1つ
レ「ただいま~」
いつのまにかビンの近くにレイが立って居た
『どうだった?』
レ「真上、危険。真ん中の部屋に張ってきたよ」
『わかった、イェン聞こえましたかー?』
イ「ああ、わかってるよ」
俺達はそれを合図に廊下の中心に向かった
先頭にはイェン、真ん中にヨウ、後ろにビンとレイ
この順番で入っている
何か起こるのではないかと身構えていたが
あっさりと目的の階段付近まできてしまった
『レイ、念のために』
レ「了解」
俺達はとりあえず黙っている事にした
そしてまたレイが消えた
20秒ぐらいで慌てて戻ってきた
レ「メーデ、メーデ、敵影発見!」
『はぁ、どこですか?』
レ「後ろ♪」
全員で振り返ると
さっきの鎌をもった女が走って迫っていた