• テキストサイズ

仕事は幽霊退治

第2章 合宿所は!?


僕は指をパチンと鳴らした

そうすると目の前の姿見は緑色になり奥行が現れた

『付けてくださいね』

僕らは素性を知られては行けないために

顔全体を隠すように仮面もつけフードも被る

そして最後に黒い手袋を

『よろしいですか?』

黄「いつでも!」

赤「行けるぜ」

上風「全然OK」

僕らは姿見の中に入った

鏡の中では異空間が生成されており

そこから今回の目的地を探す

赤「今回は昼なのに繋がっている場所が多いな」

『誘導だね、めんどくさい』

黄「探すのにも一苦労か」

上風「何処を探せばいいんだー?」

『一番雰囲気がやばそうなやつ」

上風「わかるか!」

黄「何処だろうねー」

赤「しっかり探してください」

『あった!こっちだ!!』

一番やばそうなやつ発見

繋がっている場所の映像には

鎌を持った女が走っている

女の前には

上風「え、桃じゃん!」

黄「今回は合宿所が襲われたのか」

赤「厄介な」

『守る人物的に、な』

鎌を持った女が歩くのに変わった

『行きましょう』

上風「いや、どうするんだよ?」

黄「どしょっぱつから技を披露するのもね」

赤「出し惜しみをしていたら彼らがお亡くなりになるぞ」

『......』

とりあえず

僕は今映っている女にかかと落としでもしてみた

ドンッ!!

空間から移れたようだ

そして3人も後に続いて降りてきた

黄「痛そうだねー」

上風「かかと落としですからねー」

赤「怪異に痛いがあるのか?」

来た所の穴はすぐに塞がってしまう

足元では女が伸びている

『仕事をしてください』

黄「ハイハイ」

赤「分かってる」

2人は右手の人差し指と中指を立てた

そこに光が集まり

一筋の線が出来る

そしてその線を女に向けて巧に縛る

準備が出来たようだ

『では』

僕は息を吸って両手を勢いよく合わせる

パンッ!

女の足元に軽い結界が出来、そのまま一時封印をする

結界は女を取り囲むとビリヤードの球並に小さくなり

僕の掌の上に来る

黄「どうする?それ」

『持っていても邪魔ですし、遠くに投げます』

僕は思いっきり廊下の向こう側に投げた

上風「箱があったのに」

『いちいち入れている暇がないよ』
/ 158ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp