第11章 闇の世界と光の世界
仁王側
3匹の狼は俺達を囲う用に三角形に座る
氷月達は前を見て両手を合わせておる
桃「何が始まるんだ?」
そして、目の前では
黄「我、三神が1人。雷地」
赤「我、三神が1人。炎方」
『我、三神が1人。氷月」
黄・赤「「『真の姿を今!此処に!!』」」
パチィン!
3人は眩い光に包まれた
しばらくして光が収まると
服装が変わっていた
雷地は、黄色の衣冠
炎方は、赤色の衣冠
氷月は、白色の衣冠
に変わっておった
黄「正装はキツイね」
赤「雷地は最近太ったのか?」
『体重計乗ったか?』
黄「ち!が!!う!!!」
氷月の長い水色の髪は白の衣冠によって引き出され
とても綺麗で美しく見える
柳生「綺麗ですね。白川さん」
仁「誰にも見せたくなかったのう」
幸「独占欲が強いね、仁王」
柳「だが、あれは戦闘服みたいに言っているぞ」
真「ウム、今しか見えないのか」
真田に言われると確かに貴重な1枚の絵になりそうじゃ
そのくらい美しいのだ
『5割』
黄「飛ばしすぎじゃね?」
赤「布団の世話になっても知らないからな」
『では、2人も9割まで開放しましょう』
黄「汚物は消毒じゃー!」
赤「はいはい」
香「彼の、彼の、生贄が!」
香波は叫んでおる
先ほどよりも苦しく悲痛な声で
『人間を何千人、何万人殺し、こんな所に閉じ込めてもあなたの彼氏さんは戻ってきませんよ』
黄「しょせん、人間は人間。死神が人間に恋をするのは勝手だがこれ以上は許さねーよ」
赤「俺達神や、死神なんかに手を出しても構わんが、人間なんかに手を出すな」
3人の目はいつにもなく真剣に答えておる
香「お前が!殺したのに!!」
香波は氷月に向かって言った
『確かに、あなたの彼氏さんを殺したのは僕。でも、殺人鬼を止めて何が悪いのですか?村を5個以上殺したヤツを野放しにしておけません』
黄「理由はなんであれ、お前の彼氏は道を誤った」
赤「それを正すのが俺達三神の仕事だ」
香「殺さなくてもいいじゃない!?」
麗「一度道を外れた人間は死ぬまで外れ続ける。それを止めたのは氷月達だ」
麗華は静かに言った、その表情もかなり真剣じゃ