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仕事は幽霊退治

第10章 現在地


赤間側

パリィン!

俺と雷地は何かを感じ取り

後ろを振り返った

赤「まさか......」

黄「落ちた、のか?」

俺達の行動を不審に思った皆が話し掛けてきた

手「何かあったか?」

黄「嫌な、予感がね」

跡「どう言う事だ」

赤「......覚悟はしといた方がいいかも」

俺達の真剣な言葉で皆が息を飲む

不「僕達にも言えない事?」

黄「まだ、わかんないから」

赤「断定仕切ってないからね」

俺達の胸騒ぎは収まる事はない

麗「氷月に何かあったのか?」

赤「多分」

黄「それ以上がわかんない」

それをわかってか話しが切り替わる

切「あ、あのー。仁王先輩はどうやって話し掛けてきたんスか?」

黄「そう言えば」

赤「氷月が何をしたんだ?」

日「何かをした前提ですか」

俺達は仁王を見る

仁王は考えている

仁「起きた時に声が聞こえたんじゃ。声の通りにやったら出来たんじゃ」

黄「録音?」

仁「ああ、そう言っておったな」

赤「じゃあ、何処かに道具があるはずだけど」

仁王を見ても何も変わった所がない

麗「これじゃない?」

麗華は仁王のジャージのファスナーを下げた

黄「ペンダントか」

赤「それは氷月が1番大切にしている物だ。自分から手放す物ではないよ」

仁「......」

仁王は首から下がっている雪の結晶を静かに握った

黄「それでも、仁王に下げるなんてね」

赤「ああ、母さんに貰った物だからな」

俺達は服の下に隠してあったペンダントを見る

雷地のは黄色の稲妻の形

俺は赤の炎の形

俺達の象徴だ

赤「俺達が初めて生まれた時に、生み出してくれた母、別の神様から貰ったものだ」

黄「これがあるからこそ、俺達は兄弟と認証出来る、大切な物」

ブレスレットもそうだけど

それは戦うための武装だ

俺達は互いが兄弟である事の物が1番の大切だ

仁王は首の後ろに両手をあてる

赤「やめときな、氷月はお前を信用して持たせたんだ。絶対に手放すなよ」

黄「兄弟として嬉しいけど、男としては複雑だよ。でも、持っていて欲しいかな、氷月が返してと言うまでね」

仁「わかったぜよ」

仁王は手を元に戻した

氷月が人間を信用した

俺はその事が嬉しくて

後の事を考えていなかった
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