第1章 瞳の先
「159㎝だ!!!」
「「!!」」
日向と私は驚愕した。ホントに日向より低い。そして私
よりも低い。日向は162㎝、私は160㎝だ。
「うおおおおおおおっ・・・!」
「な、なんだよ・・・・・」
日向、その近付き方は痴漢常習犯の動きや・・・・・!
西谷先輩の怒りも引っ込み、不気味な日向から遠のいていく。
日向の瞳がうるうると輝いていく。
「高校の部活入って、初めて人を見下ろしましたっっ・・・!」
「大して見下ろしてもねぇだろ泣いて喜ぶなぁッ!!!」
日向の感涙に西谷先輩は全力ツッコミを入れた。
西谷先輩お疲れ様です。