第6章 不思議体験
切「な、なんッスか!!」
レ「感情を押し殺し続けてきた氷月はこのまま行くと二度と感情を吐き出せなくなる」
柳「感情を殺し続けた結果か」
柳生「人間が怖いと思うのはあの事件の事ですか?」
レ「うーん、人間が怖いって言うのも少し違うけどね。でも、大まかあたっているよ」
幸「中々、難しい問題だね」
レ「この事は本人には内緒にして欲しいんだ」
真「なぜだ?」
レ「あの人は自分で探すって言ってた。私はそれのサポートをする。これが私達が決めた事」
仁「それで」
レ「表の事は少しわからない事があるの。だから、現実世界では君達があの人の支えになって欲しいの」
柳生「私達にそんな事が出来るのでしょうか?」
レ「出来るよ。だって、光に弱音、言ったでしょ?あれは自分の感情が思っている事が漏れ出している証拠だよ」
切「重大任務って感じッスよね」
ジャ「重大のレベルを超えているぞ」
丸「そうだな」
幸「やってみようかな。俺達もテニス以外では暇してたし」
仁「理由が暇だけか」
柳生「私達に出来るのであれば全力でサポートしましょう」
真「そうだな」
柳「精市が良いのであれば俺は構わない」
幸「じゃあ、そう言う事で」
レ「ありがとう!」
すごい眩しい笑顔じゃ
丸「そういやー、優真は?」
ん?
優真がおらんのう
レ「彼ならさっき帰って行ったよ。誰かに起こされたみたい。ウフフ」
切「全然、知らなかった」
レ「じゃあ、君たちも返してあげるね。長い間ありがとう」
仁「なあ、お前さんは......」
俺達は現実世界へと戻って行った
上風側
『優真......』
ん?なんだ??
『起きてください、優真』
ん????
目を開けると氷月の顔が見えた
上風「ん?もう朝??」
『はい、昨日お世話になったので朝食でも作りませんか?』
上風「おう!手伝うぜ!!』
俺は素早く起き上がって周りを見る
まだ、皆寝ているようだ
あれは、間違いなく
俺が初めて会った時の氷月にそっくりだ
『優真の趣味でも増えましたか?』
上風「どんな?」
『男の寝顔を見て微笑む趣味』
上風「そ、そんな訳ねーーだろ!」