第6章 不思議体験
レインからここについて知った
この場所はある人の夢の中
光の粒はある人の記憶
レ「普通の人はもっと多く光の粒が浮かんでいるんだよ」
幸「普通の人?」
レ「うん、でも何らかの事が起きて記憶を放置したり捨てちゃう人もいるんだ」
記憶を捨てる、ね
まるで白川みたいじゃのう
レ「光は何も覚えていないんだね」
光と呼ばれておる
じゃが、なんだか懐かしい気がする
仁「俺は昔、お前さんとどこかで会ったか」
レインは悲しい顔をしなが頷いた
仁「すまん、覚えておらん」
レ「いいよ、光が昔のままで安心したよ」
今度は笑顔に戻った
表情がコロコロ変わるのう
柳「それで、俺達をここに呼んだのはお前なのか?」
レ「ウウン、違うよ」
柳生「では、あの金髪の少年ですか?」
レ「そうだよ」
ジャ「あれは誰だよ」
レ「自称、神様だって。ウフフ」
切「自称......」
丸「神様......」
切・丸「神様!!?」
真「うるさい!」
おーおー、鉄拳炸裂
仁「その自称神様はなんで俺らを呼んだんじゃ?」
レ「それは私も知らないわ」
幸「まあ、それはいいとして。君はなんの用事で俺達を呼んだのかな?」
レ「私が言っている、ある人のお手伝いをして欲しいの」
上風「手伝いって」
レ「うん、ここをね、光の粒でたくさんにしたいの。普通の人みたいに」
柳「つまりは、そのある人と接触し思い出に残るような記憶を残せばいいと」
丸「どう聞いたら、そういう風に解釈出来るんだよぃ」
レ「うーんっと」
レインは周りを見渡しある光の粒を指さした
レ「あの光の粒は最近になって生まれたんだよ。しかも、他のと違って輝いて見えないかな?」
確かに言われればそう見える
周りにある光は弱々しく光っておるが
あの光はより輝いて見える
幸「あれかな?」
レ「うん、最近君たちを会ってから出来た記憶だよ。思い出に等しいくらいの記憶は、ああやって周りのよりも輝いて見えるんだ」
レインは俺達に顔を戻した
レ「あの人は君達に会ってから、自分の事について揺れ始めて来たよ」
柳生「自分の事について揺れ始めた。では、まだ動いていないのですか?」
レ「うん、でも君達の接触の仕方であの人は変わってくるよ」
俺はこの笑顔を懐かしいと思った
思い出せん