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【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第13章 赤羽家


扉の方を向くと1人の赤髪の男性が立っていた。

「・・・」

口を開けて目を見開いてこちらを見ている。

「ゆうにぃ、どうしたの?」

『ゆうにぃ』と呼ばれた男性に隠れていて姿は見えないが明らかに自分より下の少女の声がした。

カルマくんも明らかに『ヤバ…』と言いたげな表情をしている。

「あ、あの…これには深い訳が…」

私は裸だということも忘れ、とにかくこの状況をどうにかしようと言葉を発する。

「あれ?女の人のこえがする。だぁれ?」

そう言って少女はひょこっと顔を出した。

そこには赤髪のショートヘアで髪の毛を片方だけ髪を結んでいる、とてもかわいらしい少女がいた。

「わぁ!かるにぃ!裸んぼ!女の人も裸んぼ!えっちぃ!」

「はっ!こら!絢!見るな!」

そう言って『絢』と呼ばれた少女の目を隠す。

「あ、あの…」

「とにかく!話は後だ!…まず服を着ろ…///」

「えっ…きゃっ!///」

私はようやく体を隠すということをした。

「おい!カルマ!お前はこっちこい!」

「うわ!ちょ!ゆうにぃ!痛いって!」

「いいから!あと服着ろ!」

そう言うとカルマくんと少女を連れて、扉を閉めた。

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――ガチャッ

扉を開けると、床に私の制服が置いてあった。

私は制服に着替え、リビングへと向かった。

「あ、来たよ」

カルマくんは少しムスッとした顔で言った。

「お、来たか。まず、座ってくれ」

さっきの動揺した様子とは打って変わって烏間先生のようなキリッとした雰囲気が出ている。

「制服、それで合ってたか?」

「え?」

「あぁ、いや…サイズが大きいなと思っていたから…本当に君のなのかなと思って」

「あ、大丈夫です。ちゃんと私のです」

(そりゃそうだよね…明らかにサイズ大きいもん…)

「そうか、ならいいんだが」

「あの、さっきは…はしたない姿を見せてしまって申し訳ございませんでした!」

私はありったけの謝罪の気持ちを込めて土下座した。
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