• テキストサイズ

【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第12章 本当の気持ち


「…だか、ら…そんな、さいてっな…人間、よりっも…」

私は話し終わるころには涙で顔がくしゃくしゃになっていた。

「…わたっし…赤羽く、んには…幸せに、なってほしいっの…」

「ののちゃん…」

赤羽くんはずっと閉じていた口を開き、私の名前を呼ぶ。

「っ…」

私は目を強く瞑り、覚悟を決める。

「…本気で言ってる?」

赤羽くんが低い声で言った。

「…?」

――バッ

「?!」

赤羽くんは私をいきなり抱き締めた。

「俺は本気で『望乃』が好きなの。あんまり舐めないでくれる?」

「…っぅ、うん…!」

私はありったけの嬉しさのその一言に込めた。

「ねぇ…望乃って呼んでいい…?」

赤羽くんは優しい声でそう言った。

「うん…いいよ…」

私がそう言うと赤羽くんは私を抱きしめる力を少し強めた。

そして少し身体を離した。

顔と顔の距離がちょうどいいくらいになる。

(っ…赤羽くん…)

赤羽くんが顔を少しずつ近づけてくる。

私も少し顔を近づけ、目を瞑る。


ゆっくりと唇が重なった。

「っ…///」

私のファーストキス。

ゆっくりと唇を離す。

「・・・///」

「やっぱり。望乃、初めてなんだね、キス」

優しい笑みでからかうように言ってくる。

「赤羽くんは初めてじゃないの?」

少しムスッとした顔で赤羽くんに言う。

「初めてだよ」

(む、赤羽くんだって初めてじゃん…ん?ってことは…)

「望乃がファーストキスの相手」

「っ!///」

考えを読み取られたかのように答えられ、顔が赤くなる。

「俺、望乃のファーストキス以外も奪いたいな」

「えっ///」

私が答える間もなく、赤羽くんは私をベットに押し倒した。
/ 107ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp