• テキストサイズ

【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第9章 イリーナ・イエラビッチ


「「・・・」」

シーンと静まり返った教室にはタブレットを叩く乾いた音しかない。

「ねぇ、赤羽くん(ボソッ」

私は小声で赤羽くんに話しかけた。

「なに?ののちゃん(ボソッ」

赤羽くんも小声で話した。

「ビッチ姉さんのこと、どう思う?」

私は赤羽くんの意見を聞いてみたかった。

「あの暗殺がうまくいくとは思わないけど、本物の殺し屋がどんな本物の殺し屋がどんな暗殺の仕方をするのか興味があるね」

(なるほど…)

「でもさっきのを見る限り、色仕掛けで油断させて…って感じだよね?」

「うん、そうだね」

赤羽くんはこの状況を最大限楽しんでいるようでニヤニヤしている。

「なぁビッチ姉さん授業してくれよ」

ふと前原くんがビッチ姉さんに話しかけた。

「そうだよビッチ姉さん」

続いて中村さん。

「ここじゃ一応先生なんだろ?ビッチ姉さん」

最後に菅谷くん。

3連続のビッチ姉さんをくらってビッチ姉さんはキレた。

「んなぁぁ!ビッチビッチうるっさいわねぇ!まず、正確な発音が違う!あんたら日本人はBとVの区別もつかないのね!」

「正しいVの発音を教えてあげるわ!」

(あれ?授業すんの?)

私は甘かった。
この人が真面目に授業なんてする訳がないだろうに…

「まず、下唇を軽く噛む!ほら!」

「ん~…」

みんなしぶしぶ下唇を噛んだ。

「そうそう、そのまま1時間過ごしてれば静かでいいわ」

((なんなんだこの授業…!怒))

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~体育の時間~

――パァン!パァン!

「ん?」

ふと三村くんが何か気付いたようで倉庫の方を向いた。

「おいおい!マジか!二人で倉庫にしけこんでくぜ!」

「・・・」

私は倉庫の方を見て思った。


もしかして、殺せんせーはあの女に殺されるのだろうか…?

あんな女に…
/ 107ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp