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【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第9章 イリーナ・イエラビッチ


「やめてください!」

声がした方を向くと金髪できれいな外国人らしき女性がガラの悪い男たちに絡まれているのが見えた。

「いいから来いって」

「赤羽くん!あれ…!どうにかしなきゃ…!」

私は見ていられず声を上げた。

「大丈夫だよ、ののちゃん。俺たちが出るまでもないから」

そう言って赤羽くんはニヤリとする。

私は何の事だか分からずキョトンとしていた。

「私、これから赴任先の学校へ行かないと…」

「お前先生なんだ」

「俺ら頭悪ぃから補習してよ」

すると後ろに明らかに大きく、曖昧な関節の生物が見えた。

「では車ナンパの正しい手順を補習しましょう」

「ぐぉ!」

その生物は高速でガラの悪い男たちを車の中に乱暴に突っ込んだ。

「補習その1。車は美しく着飾るべし」

そう言うとピンク色の大きなリボンを車に巻きつけた。

「「車がリボンまみれに!!」」

「その2はありません」


「こ、殺せんせ―!!」

私はその生物の名前を口にした。

「ね?言ったでしょ?」

赤羽くんはニッコリとした。

「うん!」

私は笑い返した。

「大丈夫ですか?」

殺せんせ―はダンディな声で女性に声をかけた。

「あ…ありがとうございました!」

そう言うと女性は急に殺せんせ―に抱きついた。

「えぇ?!」

「ふむ…(パシャ」

さりげなく写真を撮る赤羽くん。

「素敵な方…この御恩は一生忘れません!」

そう言って胸に谷間を作って殺せんせ―に胸をくっつける。

「ところで…椚ヶ丘中学への行き方をご存知ですか?」

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