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[R18] 黒執事 (裏短編)

第7章 これが恋。[ドルイット]




『えっ!?』







「腫れてるところに、この薬を塗って








鎮静剤を、うつんだよ。








治りを早くするためにね?」







ウィンクするかれだったが、
若干青ざめる私。








『あ、貴方、







ちゅ、注射うてるのっ!?!?;;』








しかし、彼は得意気に







「当たり前じゃないか。







私はこれでも、
医大卒だよ?」







と言った。







『そ、そうなんですね…』







少しホッとして
彼に身を委ねた。







それから毎晩のように
私の体を治療してくれた。






**







私が彼の鳥籠に入れられて
5日目







大分脚もよくなり、
完全ではないが







一人で立って
歩き回れるくらいにはなった。







あと2日で彼と
お別れしなきゃいけないんだ。







そう思って
沈んでいると、







家の外が騒がしくなってきた。








「ちょ、こら!!







離しなさいってば。」








「ドルイット!!また、貴様かっ!?」







「こ、今回は
なにもしてないって…」







「嘘だっ!!







こいつが私の妻を!!







を誘拐したんです。」







そんな声がどんどん、
部屋に近づいていた、







そして、私が
隠れようとすると、







足がよろけて
転けてしまった。







『っ、うぅ…!!』







動けっ、動けっ!!








このままじゃ、
離れ離れになっちゃう。







そんな、私の願いとは
裏腹に
バァンと開く扉。







部屋で倒れる私を見て







市警の警視総監である
アーサー・ランドルが
ドルイット子爵を
現行犯逮捕として
身柄を拘束した。







「待ってくれ、







彼女をリアンの側におくことだけはっ!!」








拘束されて
連れていかれ、
手を伸ばすようにする
ドルイット子爵を







『待ってくださっ…







彼は悪くありませ…』







追いかけるように
部屋を飛び出そうとする私を



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