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[R18] 黒執事 (裏短編)

第7章 これが恋。[ドルイット]






ガシッと抱き締めるようにして、







「君が無事でよかったよ…







何もされてないかい?」







と言って強く
ひき止めるリアン。







私は







『離し…っ、







アレイスト…ッ!!』






と手を伸ばす








「っ、







必ずっ、必ず迎えに行くから!!」








ドルイット子爵も
手を伸ばした。






私たち二人は
結ばれるときを
待つ選択をした。







**







それから、
私は
リアンとの正式な離婚をし、
彼の体罰で、多額の慰謝料を
勝ち取り







実家の経営資金にした。








ドルイット子爵も、
再び保釈金を積んで釈放された。







再会の機会はそれから
少しして訪れた。








それは、
沢山の貴族が集まるパーティー。








完治した脚を優雅に操り
沢山の男を虜にした。







「おぉ、なんと美しい…姫君。








私と一緒に
踊っていただけませんか?」








そう言って
仮面をつけて
手の甲にキスをする
彼に








抱きついて仮面をとる私。








『会いたかった…








アレイスト…///』








「私もだよ、駒鳥……








いや、…//」







軽々と私を抱き抱え
ダンス会場の
真ん中へ連れていき







二人で空いた時間を
埋めるように
踊る。







いつの間にか
パーティー会場にいた貴族たちが
皆、私たちをみていた。







『どうしよう、








みんなが見てる…』








「君の美しさに…







みとれているんだよ…」








耳元でそっと
囁く彼。







『ちがうよ…っ、///』








再び会うことが嬉しくて
舞い上がっている私と彼。







二人はパーティーが、終わるまで
踊りあかした。








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