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マギ~R18~・・・?

第1章 ずっと待つ・・・いつまでも【アリババ】




私は、奴隷として売られるのだろうか・・・















村で幸せに暮らしていたはずなのに、数人の友達と一緒に厳つい男達に掴まれて乱暴されて、今は縛られて体中が痛い・・・







皆も、生きる気力を失ったかのように暗い表情をし、お母さんと嘆く子もいる・・・







・・・私は、涙がでない






いきなり過ぎて、頭が状況についてこれてないのか、なにも感じない









『ガタガタガタッッ』




「なに!?」


「いでっ」


『うわぁあああっっ!!!』


外から叫び声が聞こえてくる






なんなの?






『ぁぁ・・・』



叫び声が止んだ



『ガラッ』



「ひっ」



女の子が、誘拐犯が覗きに来たと思ったのか、身を強ばらせる









「大丈夫か・・・?」




でも、違った・・・





荷物置き場を覗きに来たのは、気持ち悪い男ではなく、華奢な感じのする金髪の青年だった






「誰・・・?」



掠れる声を振り絞って、私は問うた








彼は、フッと柔らかな笑みを見せて、答えてくれたー



「俺の名はアリババ・サルージャだ。お前ら、怪我はひどくねぇか?」





この人は助けてくれたんだ・・・





見ず知らずの私たちを・・・










「っあ・・・」





彼の見開いた瞳を最後に、私は瞼を閉じて意識を手放した
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