第5章 第二章
ガラガラっ!!
「先生!失礼します!」
「あららどうしたのって飛鳥さんどうしたのその体!!
今すぐ消毒しないと」
保険の先生はいそいで私を座らせると消毒し始めた。
「たいしたことないのに、桃ちゃん、大げさだよー?」
「こんなにけがしてるのにそんなこと言わないで!
私、すっごく心配したんだから!
とにかく、午後の授業は一時間しかないから休む!
私は、教室戻るけど絶対に休んでてよ!」
「りょーかいです!
でも、カバンは教室置いててね?
放課後に自分で取りに行くから」
「わかった!
飛鳥、ほんっとに休んでてよ!」
桃ちゃんは念を押すように私に言うと保健室を出た。
「いったぁぁ!!!先生痛いッス!
もうちょっと優しくしてくださいー!」
私は、足のすり傷に消毒液がかかった瞬間衝撃的な痛みがはしった。
「我慢我慢、あ、さつきさんが言ってたようにゆっくりベッドで休むんですよ?
起こしてあげますから」
「はーい」
私は、軽ーく返事をするとカーテンを閉めてベッドに寝転んだ。
昨日もあまり寝てないせいか、すぐに眠りについた。