第5章 第二章
私は、小さく深呼吸すると扉を開けた。
扉を開けるとレギュラーメンバーが私の方を睨むように見た。
あらら、なんか目が怖いよ。
まぁ、今となっては全然平気だし慣れてるけど。
「ご用件は何でしょうか。」
「お前、姫華に謝れよ。」
青峰くんが私の前に立った。
「謝る気はありません。」
「!!お前、ほんとのムカつくんだよ!」
青峰くんはそう声を荒げて言うと私の顔を殴った。
私がこけると次は足をけってきた。
ガッ!ガッ!
「っ!いった・・・
なにするんですか」
私は頬をおさえて座ったまま、青峰くんを見上げた。
「お前が謝ったらすむことだ」
「そうッスよ」
「・・・はっきり言いますけど、私がいじめてもないのになんで謝らないといけないんですか」
「お前っ!」
次は黄瀬くんが足を何回も蹴ってきた。
ガッ!ボキッ!
「いっっ!!」
鈍い音がしたが、骨は折れてなさそうだ。
「今度つまらないこと言ったらひねり潰すよ?」
「・・・ひねり潰せばいいじゃないですか」
ガッ!ドコッ!
ガッ!ガッ!
「・・・」
私はなにも言わずに痛みに耐えた。
「・・・・・」
青峰くんや黄瀬くん、紫原くんが殴り続けて数分がたっただろうか。
三人は突然殴るのをやめた。
「・・・ハァ・・・あれ?殴らないんですか?
疲れちゃいましたか?
それとも殴る気がうせた?
っ!いったぁ」
私は、立ち上がろうとしたときに足に痛みがはしったが我慢して立ち上がった。
「・・・チッ・・・ほんとになんなんだよ・・・」
私はうつむきながら、言った。