第5章 第二章
私も自分の席に座ると一時間目の用意をした。
すると、桃ちゃんが血相を変えて私のとこに走ってきた。
「飛鳥!退部届け出したって私、聞いてない!」
「あらら、もう、耳にはいっちゃった?
噂ってゆうのは怖いねー」
「なんで、部活やめたの?」
「・・・だって、私が姫華ちゃんをいじめてるってことになってるのに私がバスケ部にいたらおかしいでしょ?
それに、レギュラーメンバーだって迷惑だろうし」
「私に相談してくれたってよかったじゃんかぁ」
桃ちゃんは目をうるましながら言った。
桃ちゃん、その目は女子でもキュンってしちゃうよ?
反則です!
「ごめんごめん。
でも、ちょっと旅館の手伝いもしたかったし、、」
「そう?ならいいけど。
でも、今度からはちゃんと私に相談してから言ってよ?」
「わかってる。
ほら、もう授業はじまるよ」
私がそう言うと桃ちゃんは、席に戻って行った。
ありがとう、桃ちゃん。
桃ちゃんが心配してくれるだけで十分だよ。
私は心の中で呟くと同時に授業の始まりを告げるチャイムがなった。