第7章 アリババと花冠を作ってみる!【甘?】
アリババくん…やっぱりまだ、バルバッドでのこと…振り切れていないのかな。
『…はい。』
ぱさっ
柔らかい金色の髪に、花冠を乗せる。
アリ「えっ…!?」
『これ、アリババくんにプレゼント!』
アリ「えっ、あ…俺、に…?」
『うん、アリババくんに。』
どうして…と言いたげな瞳に、答えを投げ返す。
『私には、アラジンみたいに道を示すことも、モルジアナちゃんみたいに、道を切り開いてあげることもできないけど…』
『…一緒に考えたり、悩んだりはできるから…何かあったら言ってね!力になるからさ!』
笑顔の私…。
驚いた顔のアリババくん…。
アリ「あ…う…俺、悩んでるように…見えたのか?」
『うん、わりと。』
今度はしまった…という顔。
今日のアリババくんは何だか落ち着きないし、百面相だねぇ…やっぱり何かあったのかな?
アリ「じゃあ、聞いて欲しいんだけど…いいか?」
『うんうん!ドーンと話してみなさい!』
アリ「レイのことが、好きだ。」
『へっ??…私もアリババくんのこと、好きだよ?』
…え、アリババくんの言う好きって友達として…だよね?
私、一度アリババくんに失恋してるし。
しばらくアリババくんは固まっていた。
ん?どうしたんだ?なにか変なこと言った?
アリ「ほ、ホントに…!?」
『うん、アリババくんのこと、大切な友達として…好きだよ?』
ごつん!
痛々しい音が聞こえた。
見ると、アリババくんが地面に頭をぶつけている。
『うわっ!?アリババくん!?どうしたのっ!?』
アリ「(…そっちの好きかよ…)」
アリババくんは、またがばっと起き上がると、真剣な顔つきで見つめてくる。
アリ「そうじゃなくて!!」
『ん??そうじゃなくて?』
アリ「俺はっ…!一人の女の子としてレイのことがっ…好き…なんだ!」
耳まで真っ赤にして話すアリババくん…
『っ!?ぁ…ぇ!?…それはえと、』
告白なんてされたことないからどう反応したらいいか分からないし、失恋したこともあって…頭の中は大混乱!
アリ「レイは俺のこと…嫌い?」
『嫌いじゃ…ないけど…っ』
アリ「ないけど…何?」
だって…だって…アリババくんこの間っ!
『アリババくん、私のことなんて別に好きじゃないって言ってた!』
アリ「えっ?!」